
観光地・別府に大正8年創業の伝統を受け継ぐ“つげの櫛”の工房があります。椿油につけ込んだつげ櫛でとかすと毛先まで艶やかに。また静電気を防止し、切れ毛や枝毛にもなりにくくなるといいます。これが昔から多くの女性につげ櫛が愛されてきた理由です。

またブラシは近年人気商品でリピーターも多いといいます。「より愛される、新しい時代のつげ櫛を目指す」と4代目・安藤寿章さん。初代から受け継がれた彫刻技術と透かし彫りの技術を駆使して、ひとつひとつ高品質な作品を生み出しています。

ピアスや根付、耳かきなどお土産にぴったりのつげ細工品も多数。つげの木は固く粘り強く使い込むほどつやが出てきます。そのため固く変わらない絆を表す縁起ものとして、夫婦円満、家内安全のお守りとしても珍重されてきました。大切な人へのプレゼントにしてみてはいかがでしょう。