
長崎・佐世保を代表する銘菓「九十九島せんぺい」。パリッとした歯切れの良い食感と甘く香ばしい風味、ピーナッツのコクが見事にマッチした一品です。九十九島せんぺいの六角形は、縁起物である海亀のこうらにヒントを得たそうです。散りばめられたたくさんのピーナッツは美しい九十九島の大小の島影を表現しているのだとか。

九十九島せんぺいが誕生したのは戦後間もない1948年のこと。その時代、北部九州では、「煎餅」のことを「せんぺい」と発音する習慣があったそうです。これは中国に由来しているともいわれ、鎖国時代に中国と唯一の貿易港であった長崎に方言として残ったのではないかとも言われています。
もち米を使ったものが”せんべい”、小麦粉からつくったものを”せんぺい”と発音するという説もありますが、「九十九島せんぺい」は、あえて方言である「せんぺい」を使ってひらがなで称し、佐世保の名物として全国へ広めたいという強い先代の想いが込められているのだそうです。
九十九島せんぺいは長崎県内各地の土産店舗で購入できる他、オンラインショップでも買い物できます。内祝いや法要、企業PRにもぴったりなオーダーメイドせんぺいもおすすめです。