朝倉に夏を告げる「山田堰通水式（やまだぜきつうすいしき）」が、2019年6月17日（月）に行われます。当日は水神社にて神事が執り行われ、その後境内地下にある水門が開門。15分ほどで約2キロ離れた「朝倉の揚水車群（ようすいしゃぐん）」に到達します。
約220年前に設置された日本最古の実働する「朝倉の揚水車群」が回り始める光景は、雄大な自然の力を感じることができます。水車は水稲の作付期間、6月中旬～10月中旬まで回り続けます。
「山田堰（やまだぜき）」は筑後川の水を堰き止め、「堀川用水」に導く“傾斜堰床式石張堰（けいしゃせきとこしきいしばりせき）”と呼ばれる日本で唯一の構造を持ちます。「堀川用水」は、山田堰から取水した水を農地に送るための農業用水路。本線約1キロにも及び「朝倉の揚水車群」とともに平成2年（1990）に国の史跡に指定されました。