
福岡県北九州市小倉南区の曽根新田にある綿都美(わたつみ)神社で、2019年5月3日(金・祝)に「曽根の神幸行事(開作神事)(そねのじんこうぎょうじ・かいさくじんじ)」が開催されます。曽根の神幸行事(開作神事)は、約200年前、暴風雨により未曽有の被害を受けた曽根新田の鎮守として綿都美神社を造営し、五穀豊穣・風鎮汐留祈願の大祭を行ったことが始まりとされています。
毎年4月15日(鉦おろし)から5月3日(神幸祭)まで神幸行事が行われ、フィナーレを飾る神幸祭では、曽根・朽網地域から7台の人形飾山車が綿都美神社に集まります。一台の山車が「提灯山(ちょうちんやま)」「幟山(のぼりやま)」「人形飾山(にんぎょうかざりやま)」へと三様に変化する形式をもつ祭礼は、市内ではこの曽根の神幸行事のみです。北九州市指定無形民俗文化財(2007年)