1. 大牟田の近代化産業遺産|明治日本の近代化を支えた三池炭鉱/大牟田

大牟田の近代化産業遺産|明治日本の近代化を支えた三池炭鉱/大牟田

【投稿日】2018年01月15日(月)| 福岡発

「宮原坑」は現存する日本最古の鋼鉄製櫓(やぐら)

大牟田市は福岡県の最南に位置し、福岡市からJR鹿児島本線や西鉄大牟田線、九州自動車道を使って1時間の距離。三池炭鉱の発展とともに激動の歴史を積み重ねてきたまちです。

三池炭鉱の積み出し港として1908年に開港し、今も現役で稼働する三池港
市内には三池炭鉱に関するものを中心に、数多くの近代化産業遺産が点在。各資産は当時の技術を駆使して作られ、現在も利活用されているものもあります。

三池炭鉱の大動脈として活躍した専用鉄道敷跡
三池炭鉱は、明治6年(1873)に官営化され開発に着手。明治22年(1889)に三井が払い下げを受け、近代化を推し進めました。日本一の出炭量を誇る炭坑として明治日本の近代化を支えた「三池炭鉱関連資産」は平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録されました。

三池炭鉱の繁栄を物語る明治期の洋館「旧三井港倶楽部」
近代化の象徴である宮原坑では、現存する日本最古の鋼鉄製櫓(やぐら)が残る第二竪坑やれんが造の巻揚機室などを見ることができます。また、「三池港」はパナマ運河と同じ閘門(こうもん)式のドックで、日本ではここだけ。港湾整備を主導したのは、実業家の團琢磨。明治35年(1902)から築港を開始し、6年の月日と、延べ262万人を動員して完成させました。観音開きの扉は長さ12.17メートル、高さ8.84メートル、厚さ1.20メートル、重さ91.3トン。100年以上を経た今も現役です。

最初に訪れたい大牟田市石炭産業科学館。近代化遺産のガイダンス施設
市内各所に今もなお息づく貴重な遺産は見どころ満載。「三池炭鉱専用鉄道敷跡」などもあります。

大牟田市庁舎本館は、戦火にも耐えた貴重な建造物

【公開時間】
・三池炭鉱宮原坑・三池港展望所・大牟田市石炭産業科学館 9時30分~17時
・旧三井港倶楽部 10時~17時

【定休日】
・三池炭鉱宮原坑 毎月最終月曜(祝日の場合は翌日)
・三池港展望所・大牟田石炭産業科学館 毎月最終月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
・旧三井港倶楽部 火曜、特定日(不定)

【住所】
・大牟田市役所本庁舎旧館 福岡県大牟田市有明町2-3
・旧三井港倶楽部 福岡県大牟田市西港町2-6
・大牟田市石炭産業科学館 福岡県大牟田市岬町6-23
・三池港 福岡県大牟田市新港町
・三池炭鉱宮原坑 福岡県大牟田市宮原町1-86-3

【交通アクセス】
大牟田駅前より
・三池港展望所
 車で約7分、2.8キロ
 バスで「三川町1丁目」下車、徒歩10分/「三池港」下車すぐ
 レンタサイクルで12分、2.8キロ
・三池炭鉱宮原坑
 車で約12分、3キロ
 バスで「早鐘眼鏡橋」下車、徒歩10分
 レンタサイクルで約20分

【駐車場】
各施設有り
 
【電話番号(問い合わせ)】
0944-41-2750(大牟田市産業経済部観光おもてなし課) 
0944-52-2212(大牟田観光協会)

【備考】
⇒公式ページはこちら

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【投稿日】2018年01月15日(月)【投稿者】たびらい編集部

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