潮風に吹かれて片道3分間のショートクルージング

洞海湾を挟んで向かい合う、戸畑と若松を結ぶ若戸渡船。昭和37年(1962)の若戸大橋開通以前は、両岸を直接結ぶ唯一の交通手段でした。古くは“大渡川渡船”と呼ばれ、明治維新前から個人経営で運行されています。明治中期に経営は若松村(当時)へ移り、その後、若松・戸畑の共同渡船となった百有余年の歴史ある渡船です。
出航は15分おきで片道料金は大人100円。約3分間の短いクルージングだが、往路(戸畑→若松)と復路(若松→戸畑)では航路も変わるので、違う眺めを楽しむことができるのも魅力です。3分では物足りないという人におすすめなのは、若戸渡船の貸し切りクルージングです。1時間34000円で、定員は80名。夏場は工場夜景鑑賞コースも人気です。