つげを使って作られる緻密な木彫作品たち

日出町大神にある「開工房(かいこうぼう)」は、木彫家である安藤光平さんのつげを使ったアクセサリーの工房。「丁寧なものづくり」をテーマに、木の特長を最大限に引き出したデザインを練り、仕上げまでの全工程を独りで行っています。光平さんの祖父・安藤一平さんは、大正時代に別府でつげ細工を興した人物です。
現在、同工房では主に一点物の作品を手掛けており、細かい彫刻技術を施した帯留めやかんざし、ブローチなどのアクセサリーから、ケヤキを使った拭き漆仕上げの大皿までがそろっています。ギャラリーではぜひ作品を実際に手にとって、木のぬくもりを確かめてみてほしいです。