
パワースポットとして知られる八女市矢部村の「八女津媛神社(やめつひめじんじゃ)」は、秋には紅葉の名所となる。境内へと続く参道に落ちたもみじが、まるで紅いじゅうたんのように広がる風景が見どころで、何ともいえない郷愁を感じさせてくれるスポットだ。
『日本書紀』に登場する八女津媛は、八女市の名前の語源となった女神。また、本殿の右手にある“神の窟”の天井から滴り落ちている水「媛しずく」は美人の水といわれるほか、子宝に御利益があるとされる夫婦岩もあるため、カップルや夫婦で訪れる人も多い。
他にも、八女津媛がかつてまつりごとを行っていたといわれる岩穴や、推定樹齢600年の権現杉なども見どころとなっている。