のこのしまアイランドパークの“名物ばあば”の正体は……?

のこのしまアイランドパークの“名物ばあば”は、パークの創始者である故・久保田耕作さんの妻である睦子さんです。耕作さんと死別して10年以上が経過しても、入り口近くでヨモギ団子や鶏のから揚げ、サツマイモの天ぷら、甘夏ジュースなどを販売。「みーんな大好きヨ。はい、どーぞ」と独特の言い回しで、元気に呼び込みを続けています。
ヨモギやサツマイモ、甘夏などの食材は能古島産。昭和28年(1953)にのこのしまアイランドパークを計画した耕作さんを支え、鍬やスコップを手に、汗を流して切り開いた苦労があったそう。「能古島の農作物のおいしさを多くの人に知ってほしい」との思いから、今も売り場に立っています。
来園者が、田舎に帰省したような懐かしさを感じたり、リラックスするきっかけ作りになったりしている睦子さんの一声。名物ばあばを見かけたら、ぜひパークの歴史や能古島の魅力を聞いてみてくださいね。