
“けんか山笠”とも呼ばれる「黒崎祇園山笠」は、戸畑祇園大山笠や小倉祇園太鼓とともに“北九州の三大祇園祭り”に数えられます。7月の第3~4週目の4日間、北九州市の黒崎地区で行われる歴史ある行事で、春日神社と岡田宮、一宮神社の氏子によって約400年前から行われており、福岡県の無形民俗文化財にも指定されています。
祭りでは、豪華な人形やきらびやかな電飾で飾られた人形飾山が黒崎の街を駆け回り、車輪を軸に豪快にひき回します。15日に行われる「太鼓競演会」、前夜祭の「山笠競演会」や、最終日の太鼓演奏会と山笠がそろう「解散式(フィナーレ)」と見どころたくさん。また、太鼓と鉦(かね)、ほら貝によって奏でられる独特の調子の祇園囃子にも、ぜひ注目してくださいね。