臼杵を代表する老舗料亭。庭園を眺めながら臼杵ふぐを味わう

達人・山本さんが腕をふるう臼杵の老舗料亭「喜楽庵(きらくあん)」では、臼杵の旬の食材を使った懐石料理や、新鮮なふぐ料理を味わえる。この店のルールは、店主が吟味したふぐをその日のうちに食してもらうこと。獲れたてのふぐの甘みと歯ごたえは、一度食べると忘れられない。地元の人はもちろん、東京から毎年食べにくる人もいる。
喜楽庵の建物は、大正初期に「扇屋別荘」として建てられたもの。当時の趣ある雰囲気を残しており、各部屋から美しい庭園を眺めることができる。また、96畳の大広間や座敷、テーブル席なども、歴史を感じさせる静かな空間となっている。
また、江戸時代の殿様が食べていた料理を再現した「本膳料理」を提供していたり、県内では珍しい料亭ウェディングを行っていたりなど、新しい試みも行っている。