醸造の町・臼杵の味を伝え続ける創業400年以上の老舗

水のきれいな臼杵では、醤油蔵や味噌蔵、酒蔵などの蔵が20近くひしめき合っており、“醸造の町”として栄えてきた。全国的にも有名な「フンドーキン醤油」や「富士甚醤油」も、ここ臼杵の醸造会社だ。そんな臼杵で一番の老舗が「カニ醤油」。創業は江戸時代の慶長5年(1600)で、九州で最も古い老舗といわれている。臼杵の本町商店街にあるカニ醤油は、創業以来同じ場所で、伝統の味を伝え続けている。
創業時から佇まいも変わらぬ店舗では、みそやしょうゆの販売はもちろん、ここでしか買えないポン酢やドレッシングなども販売されている。また、店舗内にはカフェが併設され、自社のしょうゆやみそを使った料理を味わえる。
数あるメニューの中でも人気商品は、「味噌ソフトクリーム」。無添加の自家製みそソースと濃厚なクリームは相性が抜群。臼杵を散策する際は、ぜひ立ち寄ってほしい。