
ぬかみそ炊きとは、小笠原藩の保存食とされた郷土料理で、ぬか漬けに使うぬか床をベースに、醤油、砂糖、ショウガなどを入れて炊き上げた料理です。旦過市場には専門店のほか、鮮魚店、惣菜店でも販売しています。なかでも老舗として知られるのが、昭和21年(1946)創業の「宇佐美商店」。店主の宇佐美信さんの母親が嫁いでくる際に持参したぬか床は、100年を超える古床で、このぬかを使ってキュウリやダイコン、昆布などを漬け込み、漬け物に使ったぬかを、サバやイワシなどのぬかみそ炊きに使います。骨まで食べられるほど、じっくりと煮込んだぬかみそ炊きは、口に入れると上品な香りと甘さが広がり、山椒のさわやかな辛みが食欲をそそります。
【メニュー例】
ぬかみそ炊き サバ・イワシ 各1切250円
ぬか漬け キュウリ、ダイコン、ニンジン、昆布、こんにゃく 各100円~
【駐車場】
近隣駐車場を利用
【交通】
JR小倉駅から北九州モノレールで約2分、旦過駅下車徒歩すぐ
【所在地】
北九州市小倉北区魚町4-1-30
【電話番号】
093-521-7216
【営業時間】
9時30分~18時30分
【定休日】
日曜
⇒達人コラム「旦過市場 昭和レトロに誘われて」