アフリカンサファリで
家族いっしょにワクドキ体験！

大分自動車道別府湾SA接続の別府湾スマートICが上下線ともに開通したことによって、より便利になった九州自然動物公園アフリカンサファリは、親子連れに人気のレジャースポットです。約115万平方メートルと西武ドーム約62個分もの広大な敷地に、約70種1400頭の動物が暮らしています。

ライオンやなどの猛獣をはじめとする野生動物を放し飼いされた中を巡るサファリ形式の九州最大級の動物公園で、7つのセクションに分かれた動物ゾーンやカンガルーやウサギ、モルモット、猫や犬などの可愛い動物達と直に触れ合ったり、乗馬体験ができたりするふれあいゾーン、レストランやお土産店などが点在しています。

「動物ゾーン」は、生息環境を再現して動物が本来持つ生態を生かした展示を行い、動物が生息するエリアをバスやマイカーで巡ります。「ふれあいゾーン」は、肌で感じる動物のぬくもりを大切にした、ふれあい体験ができる徒歩で行けるエリアです。

野生さながらの動物達に大接近できるサファリツアーへと出発する方法は、動物型のジャングルバスとマイカーの2通りあります。動物が間近にやってきて、えさやり体験可能なジャングルバス。バスとは違い、低い目線で自分達のペースで回れるマイカー。もちろん、両方楽しんでもＯＫです。

マイカーでサファリツアーをする際は、動物たちの種類や生態を分かりやすく説明したガイドDVDやタブレットのレンタルが必要。自家用車用600円、マイクロバスや貸切バス用は1200円。動物ゾーン見学中は、車の外には絶対に出てはいけません。また、車の窓は必ず閉め、ドアロックをすることを忘れないでください。

ジャングルバスの乗車予約は、インターネットからがおすすめ。予約は3日前までです。料金は大人3400円、小人2200円で入園料も含まれています。インターネット予約が満席の場合、当日券（大人1100円＋入園料2500円、小人900円＋入園料1400円）もありますが、来園してからの購入となり、場合によっては待ち時間や完売していることも。

ジャングルバスの形はライオン、サイ、ゾウ、バイソン、トラ、クマの6種類。どれに乗るかはその時の運行状況によって決まります。所要時間は約50〜60分です。

バスの内部は、外側を向いたイスが中央に配置され、窓にあたる部分には金網が施されています。乗車すると、動物にあげるえさが入った箱を受け取り、えさは大きなハサミ使用。どのえさをどの動物にあげるは、係員から説明があるので安心してください。

アメリカグマやバーバリシープなどが暮らす「クマ・山岳動物セクション」、勇ましいライオンが生活する「ライオンセクション」、サイやキリンなどが暮らす「草食動物セクション」、ベンガルトラが生活する「トラセクション」、ハイエナが暮らす「ハイエナセクション」、グラントシマウマとチーターが生活する「チーターセクション」、フタコブラクダやシロオリックスなどが暮らす「レイヨウセクション」と7つのセクションを満喫できるサファリロードは約6キロ。

最初は「クマ・山岳動物セクション」。大きな岩をヒョイヒョイと登る山岳動物のムフロンシープやバーバリーシープ、豪快に水浴びをするアメリカクロクマが生息しています。

次は、迫力満点な「ライオンセクション」です。ネコの仲間であるライオンは、群れで狩りをするため、園内で暮らすライオンたちもグループに分かれて行動しています。グループごとに食事時間が決まっているため、えさがもらえるジャングルバスが通っても近寄るグループと近寄らないグループがあります。百獣の王と言われるだけあって、強靭な肉体や大きな口は迫力あり。

大型動物のゾウ、キリン、サイなどが暮らす「草食動物セクション」。ここでもバスを見て集まって来るゾウなどの動物にえさをあげます。大型動物が映える見通しの良い丘の上や、広い草原でのんびりと過ごす、動物たちの雄大な姿を観察してみてください。晴れた日には、大地と空の美しい風景を鑑賞しながら、動物とのコラボレーションが楽しめる絶景ポイントです。

4番目の動物ゾーンはベンガルトラが生息する「トラセクション」です。トラは、ライオンと同じ肉食動物ですが、通常は群れではなく単独で生活しています。ベンガルトラは、成獣になれば150〜250キロに。

「チーターセクション」では、肉食のチーターと、草食のシマウマが同じエリアで生活しています。ライオンやトラとは異なり、チーターは自分より体の大きな動物を襲うことがないため、同じ場所で暮らすことができます。チーターは、九州ではココでしか見ることができないとても貴重な動物です。

最後は、ウシ科の動物が集まった「レイヨウセクション」。ウシの仲間であるフタコブラクダ、シロオリックス、ローンアンテロープ、エランド、ブラックバックなどの動物達が一緒に生活しています。

ライオンの雄姿を間近で眺めたり、九州内ではここだけでしか出合えないチーターを眺めたりと、九州にいながらにして、世界の貴重な野生動物と出合えるのも、九州最大の規模を誇る自然動物園「アフリカンサファリ」ならではの魅力です。

アフリカンサファリでは、いろいろな動物にふれあえます。至近距離でたくさんの動物を見て回るジャングルバスは、大型動物に直接えさやりができるため、子どもだけでなく大人も楽しめます。小さな子どもがいる家族連れには、かわいい小動物がいる「ふれあいゾーン」が人気です。

ユニークなしぐさがほほ笑ましい、カンガルーは「ふれあいゾーン」の人気者。「カンガルーふれあいの森」にいるアカカンガルーは、有袋（ゆうたい）類の中では最も大きく、オーストラリアの草原や砂漠の乾燥地帯に生息。体長は75〜160センチ、体重は25〜90キロほど。ジャンプ力は高さ2メートル、幅9メートルを誇ります。

ウサギやモルモットなど、小さくてかわいい動物たちとふれあえる「ふれあい牧場」。モルモットは膝の上に乗せることもできます。「山小屋アルム」に足を運べば、ピグミースローロリスがお出迎え。ゆっくりと動いて体をぐっと伸ばしながら木に登る様子や、つぶらな瞳でじっと見つめるかわいい姿に魅入ってしまいます。

愛犬との暮らし方を体験できる「ドッグサロン」では、多くの小型犬を抱っこしたり、体をなでたり、ゆっくりとふれあえます。「ドッグサロン」の犬は、ミニチュアダックスフンド、トイプードル、パグ、キャバリアなど12種類ほど。安全のため、3歳以下の子どもは入館できません。（入館料大人300円、小人200円で制限時間20分）※動物の体調により種類が変わる場合があります。

「ドッグサロン」建物内には、土産コーナーやアフリカ直輸入の民芸品店が併設。奥には、広々とした休憩スペースがあります。テーブル席と畳敷きの小上がりが設けられ、食事や軽食はもちろん、子どもの昼寝などにも使用可能。ゆっくりと休憩できる場所は園内ではここだけのため、持参した弁当などを食べる際に利用してください。

かわいいネコたちに囲まれて、癒されたいなら「キャットサロン」へ。サロン内はネコの部屋、いこいの空間、フォトルーム、ふれあいと遊びの空間に分かれ、足の短いマンチカン、耳がカールしたアメリカンカール、人懐っこいスコティッシュフィールドなど、世界各国の珍しいネコが30匹ほど暮らしています。小さな子どもでも、保護者が一緒なら入館OK。のんびりと自由気ままに遊ぶ様子や、昼寝している姿は最高の癒しです。（入館料大人300円、小人200円で制限時間なし）※動物の体調により種類が変わる場合があります。

「であいの村」入り口の近くでは、ミニチュアホース乗馬体験（1回／500円）も。おとなしくてかわいいミニチュアホオースは、ポニーよりも小さな馬。乗る側に30キロ以下という体重制限があるので注意してください。

アフリカンサファリでは、ゴールデンウィークと夏休みの期間限定で「ナイトサファリ」を開催。夜のサファリゾーンを、ジャングルバスに乗って移動する大人気イベントです。昼間とは違う野性味あふれる動物たちの様子は迫力満点。狩りに出かける肉食動物、身を守るために大移動する草食動物の群れなど、動物本来の姿を観察できます。

ナイトサファリ料金は、入場料とジャングルバス代込みで大人2700円、小人1600円と、昼間よりもお得です。（年間フリーパスポート会員は大人も小人も200円）。予約は、インターネット限定で乗車希望日の3日前まで受け付けています。当日予約なしでも利用可能ですが、その場合は19時20分までに入園手続きを。人気ツアーのため、乗車までに待ち時間が発生する場合があるため、早めの予約が確実です。

ゴールデンウィーク期間と夏休み期間のみ開催する、もうひとつの楽しいイベントが「TeePeeキャンプ場」への宿泊です。大自然に囲まれたキャンプ場に、家族や友達と一緒に泊まって、サファリパークでのアウトドアライフを満喫でき、ゴールデンウィークや夏休みの家族での素敵な思い出作りにも最適です。

キャンプ場の予約は、インターネットのみ。料金は大人6500円、小人4500円（パスポート会員は大人4000円、小人3100円）で、サファリ入園料、宿泊当日のナイトサファリ料金、翌日のジャングルバス乗車料、テント内に敷くマット、電池式ランタン、毛布、テーブル、イスが含まれているため、とってもお得。他にもバーベキュー用品などのレンタルも。チェックインは13時30分〜16時です。

ふれあいゾーン内には、レストランやファーストフードショップなど、6つの食事処が点在。カレーショップ「エーデルワイス」では、数種類のカレーバイキング（大人800円、小人500円）が楽しめます。手作りハンバーガーやフライドポテトなど軽食を販売する「ラベンダー」には、パン工房「PORCO」が併設され、「ぱおんパン」（180円）、「とらめろんパン」（150円）など、かわいい動物パンを販売。パン工房では「動物パン作り体験」も実施しています。

旅行先での楽しみといえば、土産物選び。ドッグサロン内には、本場のケニアやタンザニアから直輸入したアフリカ民芸品店があり、装飾品、動物の置物などカラフルな雑貨が並んでいます。もう1カ所の土産物店は、「であいの村」の中央に位置する、大型の土産物ショップ「アローザ」です。

レストラン「サルビア」と隣接していて、岩山のような外観が特徴。こちらではお菓子やぬいぐるみや文具など、オリジナルグッズから大分特産品までさまざまな土産物がそろいます。

総合案内所やキャットサロン、ドッグサロン、レストランサルビアの4カ所の施設は、Wi-Fiの無料スポットでもあります。30分間を1日4回までの最大で2時間の利用が可能ですので、店内で気になる動物情報や動物ショーについて調べたり、天気予報を調べたり、大分ならではのグルメ情報を調べたりするのに便利です。SNSに体験記や口コミをすぐに投稿するのも良いですね。

観光施設や雑貨店などが点在する別府市にも近く、JR別府駅西口発着の亀の井バスがアフリカンサファリまでを約50分で結んでいます。アフリカンサファリで遊んだ後に、別府温泉に宿泊したり、別府市内おすすめ雑貨店を巡ったり、別府温泉周辺で別府のご当地グルメを食べたりするのもおすすめの過ごし方です。

亀の井バスでは、路線バス往復乗車券とアフリカンサファリの入園、ジャングルバスの乗車券もセットになったお得な切符を販売中。時間がある時に入園券やジャングルバス乗車券の手配をしておくだけで、当日に受付で並んだり、ジャングルバスの予約をしたりする手間が省けますし、利用料金も安くなって、一石二鳥です。

旅行者で賑わう人気の観光地である別府や湯布院、大分市内、九重からも車で1時間ほどとアクセスしやすいのも特徴のひとつ。多くの人を癒やしてきた良泉やスタジアムでのサッカー観戦、初心者から上級者までを魅了する九重森林公園スキー場でのスキー体験などとアフリカンサファリでの動物との触れ合いをうまく組み合わせながら、子どもから大人まで家族みんなで楽しめるような旅行の計画を立てられるのも魅力です。