
長崎県東彼波佐見町で、町の名産・波佐見焼の伝統的な食器「くらわんか碗(わん)」をモチーフにしたお菓子「らくがん くらわんか」が発売されました。江戸時代に波佐見で大量生産され、日用食器として流通した「くらわんか碗」を、粉糖を押し固めて作る和菓子「落雁」として再現しています。
開発したのは、町在住・出身の壮年層がメンバーとなり、地域活性化に取り組む一般社団法人「金富良舎(こんぷらしゃ)」。町の主要な産品は焼き物と農産物ですが、「持ち運びや長期保管に適し、気軽に渡せるお土産を」と、お土産の新定番として開発しました。

ラインナップは、波佐見焼の伝統的な白と青が並ぶ「波佐見」、ポップでカラフルな波佐見焼の“今”を表現した「釉掛(ゆうが)け」、白い石こう型が並ぶ産地の風景を表した「生地屋」の3種類。
値段は1箱900円(税抜)で、今月から町内の窯元や、同町井石郷の「陶芸の館くらわん館」などで販売されます。