
新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を踏まえ、開催予定の「博多どんたく港まつり」は中止となりました。
毎年5月3日、5月4日の2日間に、福岡市で「博多どんたく港まつり」が開催されます。
“どんたく”は日本語ではなくオランダ語で、休日を意味する「ゾンターク」が語源。文献によると博多どんたくの前身「松ばやし」が始まったのが治承3年(1179)とされ、841年の歴史があります。
一番の特徴は、踊り手が持つ“しゃもじ”。パレードや踊りに参加する人々はしゃもじを持って打ち鳴らします。一説によると、ごりょんさん(商家の妻女)が家の奥で食事の支度中、 表を通りかかった「通りもん」のにぎやかなお囃子に誘われ、 しゃもじを持ったまま表に駆け出し行列に加わったことが起源ではないかといわれています。
「どんたくパレード」は見どころのひとつ。明治通りを中心とするどんたく広場で行われ、約2万人の市民の各団体がどんたく隊として参加。市内約30か所に設置された演舞台ではさまざまなイベントが行われます。
最大のクライマックスは、5月4日(金・祝)の18時30分ごろから始まる「総おどり」。踊りを知らなくても飛び入り参加が可能なので、このフィナーレまでを体験してみるのがおすすめです。