
2019年12月30日(月)・12月31日(火)の2日間、太宰府市の観世音寺とその隣にある戒壇院で行われる「ライトアップinまほろばの里」。ライトは約100基用意され、観世音寺は参道、境内、金堂、天智院、仏像など、戒壇院では本堂、参道、境内、仏像などがライトアップされています。幻想的な寺の雰囲気を見ようと、例年2000人ほどの人が訪れます。
市内の史跡を広く知ってもらおうと2000年から開催しており、今回で19回目。日本最古の梵鐘である観世音寺の「除夜の鐘つき体験」も魅力のひとつで、先着で70人~90人が鐘をつくことができます。整理券配布は12月31日22時30分ごろからです。
観世音寺は天智天皇が、母である斉明天皇の冥福を祈るために発願し、聖武天皇の御代746年に完成。古くは九州の寺院の中心的存在として広い敷地を誇りましたが、江戸時代初めに再建され講堂と金堂(県指定文化財)の二堂となりました。境内は大きなクスの木に囲まれ、紅葉、菩提樹、藤、アジサイ、南京ハゼなど季節により花や木々の美しさが楽しめます。