
久留米市にある「柳坂山 永勝寺(りゅうばんざん えいしょうじ)」は、日本三大薬師の一つに数えられる寺。天武天皇9年(680)に天皇の勅願によって創建されたと伝わる名刹で、並木道にイロハモミジが広がっていることから、“もみじ寺”と称されることもある紅葉の名所だ。
展望所があり、紅葉の時期には赤く染まった柳坂曽根(やなぎさかそね)のハゼノキ並木や筑後平野が一望できる。また、境内には背の高い5本の大杉が並んで立つほか、“柳坂”の地名の起源を思わせる推定樹齢200年以上のアカメヤナギの大木や、ケンポ梨なども見どころとなっている(いずれも市指定天然記念物)。