
“炭坑節の発祥の地”が誇る、文化や歴史を体感できる2日間。2006年から毎年11月の第1日曜日とその前日の土曜日に行われ、今年で14回目を迎えます。
夜は、「二本煙突」と地底から人や石炭などを運ぶために使われていた「竪坑櫓(たてこうやぐら)」がライトアップ。初日の夜は、「キャンドルナイト2019」により、幻想的な雰囲気に浸ることができます。
炭坑節は町の発展に伴い、炭坑労働の中で生まれていた仕事唄が宴席に持ち込まれ、やがて花柳界で三味線の伴奏がつき、座敷唄として歌われるようになったもの。大正から昭和初期にかけて筑豊の炭坑主たちが博多、小倉などの料亭で豪遊することもあり、宴席では欠かせぬ唄として、ラジオを通じて全国に広まりました。
最終日に行われる「炭坑節総踊り」は、炭坑節に歌われる「香春岳」「二本煙突」「竪坑櫓」を背景に約1万人が参加。本場の炭坑節を体感しに出掛けてみては。