熱帯に住むワニを四季ある別府の地に。一番“地獄らしい地獄”?

地下187メートルから自然に噴き出している沸騰泉で、99.1℃もの高温「鬼山地獄」。湧出量は1時間に8トン、1日で200トン近くにもなります。別名“ワニ地獄”とも呼ばれ、大正12年(1923)に、日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を開始しました。現在はクロコダイルやアリゲーターなど、世界のワニ約80頭が飼育されています。
鬼山地獄の見どころは、飼育員による餌やりです。普段は寝転がっているワニたちだが、餌を見るとワニがワニの上に乗り、今にも柵から出てきそうな勢いになります。鶏一羽に丸々食らいつき、一口で飲み込んでしまう迫力には圧倒されます。餌やりの時間に合わせて来園するのがおすすめです。
園内の売店「小野商店」では、地獄蒸しの卵やふかし芋が販売されており、夏はかき氷、冬は甘酒なども楽しめますよ。