1. 北のウォール街/小樽

北のウォール街/小樽

【投稿日】2013年07月16日(火)| 北海道発

北の金融地区 小樽市

日本銀行旧小樽支店金融資料館

世界の金融地区ニューヨークのウォール街をなぞり「北のウォール街」と呼ばれていた小樽。小樽運河にかかる浅草橋から大きな通りの臨海線を渡り、緩やかな坂道を進むとやがて色内通りと交差する。道路の左右にレトロな石造りの建物が並んでいるこの通りが、小樽市指定の歴史的建造物に指定されている北のウォール街だ。

大正時代末期には、銀行が札幌に10箇所、函館に16箇所あり、小樽は道内最大で20箇所ほどあった。日銀小樽支店、三井銀行、安田銀行、第一銀行、拓銀、道銀をはじめとする銀行建築。三井物産、カネタツ鈴木、三菱商事などの商社。日本郵船、大阪汽船、山下汽船の運輸関連などが軒を連ね、北海道一の経済繁栄を誇っていた。これらの銀行が集中していたのが「色内大通り(北のウォール街)」「日銀通り」などの色内町周辺だ。

その後、青函連絡船の台頭や昭和時代中期以降の札幌市への一極集中政策、エネルギー革命による石炭産業の縮小、苫小牧港の開港、戦後の樺太間や大陸間の貿易ルート喪失といった要因で小樽支店の廃止が続き急速に衰えていった。それらの歴史的建造物のいくつかは、現代建築へ立て直さず転用し保存している。日本銀行旧小樽支店の「金融博物館」は、現地のガイド付きで小樽の歴史を学ぶことができる広報施設だ。他にもレストランなどに利用されている。

【住所】北海道小樽市色内1丁目周辺
【交通】JR:函館本線小樽駅から徒歩約10分 
【駐車場】なし

【投稿日】2013年07月16日(火)【投稿者】たびらい編集部

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