晩夏を彩る約2500発の花火と、歴史ある祭りを堪能しよう

平成28年(2016)8月28日(日)に、中津市の山国川三口河川敷で恒例の「鶴市花傘鉾祭(つるいちはなかさぼこまつり)花火大会」が行われる。
山国川三口で川の水をせき止める井堰(いせき)を完成させるために、人柱になったというお鶴と市太郎の人柱伝説が有名で、「鶴市花傘鉾祭」は、この母子の霊を慰め、五穀豊穣を願う行事だ。
2日間に渡って行われ、1日目には色鮮やかに飾られた花傘鉾19台と御神輿1基が市街一円を囃子にのって行列。その姿は勇壮で、夏の風物詩となっている。また、2日目には花火大会が行われ、約2500発の花火が夜空を彩る。
花火の打ち上げが終わったあとには、山国川の対岸まで神輿が渡る「川渡り」神事が行われ、夜遅くまで多くの人でにぎわう。県指定の無形民俗文化財になっている祭りなので、ぜひ一度訪れてみて。