
長崎県五島市にある下崎山地区で、平成29年(2017)1月15日(日)に『下崎山のへトマト』が開催される。
古くから伝わる小正月の行事であり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。毎年1月の第3日曜日に、豊作、大漁、子孫繁栄をまとめて祈願する奇祭だ。
白浜神社で奉納相撲を始め、羽根つき、玉蹴り、綱引き、大草履の練り歩きを繰り広げる。
見どころは、長さ約3メートル、幅約1.5メートル、重さ約300キロの大草履の練り歩きだ。沿道にいる未婚の女性を次々と大草履の上に乗せて、胴上げをしながら町中を練り歩く。
顔や身体に「へぐら」と呼ばれるススを塗った若者がイベントを盛り上げる。周辺の見物客に「へぐら」を塗る事もあり、悲鳴と歓声が広がる。