旬のもの ホッケ 網走で旬を向かえるホッケは北海道のほぼ全域に生息し、成長によって呼称が変わる。稚魚の頃は青ボッケ、1歳までの未成魚はロウソクボッケ、1歳半の頃にエサを求めて沿岸に近づくのを真ボッケ、岩礁周辺に定着するようになると根ボッケという。根室では5月に旬を向かえる。脂ののったホッケは、ご飯のお供にも、一杯やりながら食べるのも最高だ。 毛ガニ 北海道の毛ガニは大きく分けてオホーツク産、道東(太平洋)産、えりも・日高産、噴火湾産の4つ。旬はオホーツク産が3月~6月、噴火湾産は7月~8月、道東産は9月~10月、えりも・日高産は11月~2月。つまり地域は異なるが、北海道の毛ガニは1年中が旬。毛ガニの特徴は身が締まっていて甘みがあり、濃厚なカニみその量が多いこと。 ボタンエビ ボタンエビは北海シマエビ、ゴジラエビ(イバラモエビ)と並ぶ北海道の三大エビ。中でもボタンエビは北海道で獲れるもっとも高級なエビ。北海道全体の2割~3割が水揚げされる噴火湾産の旬は、3月~4月と9月~11月。体長は17センチ前後と大きく、とろけるような甘み、プリッとした食感が特徴。日本海側のボタンエビは3月~1月と旬が長い。