1. 原城跡|島原・天草一揆の舞台/南島原

原城跡|島原・天草一揆の舞台/南島原

【投稿日】2019年03月06日(水)| 長崎発

三方を有明海に囲まれた難攻不落の天然の要害

2018年に世界文化遺産、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産に登録されました。

1598年から1604年にかけてキリシタン大名、有馬晴信によって築かれた原城は、三方を有明海に囲まれた難攻不落の天然の要害。一方、別名「日暮城」と呼ばれる美しい城でもありました。

有馬晴純の代が全盛で、義直の代には、佐賀の龍造寺から何度も攻め込まれました。島津氏の支援で島原半島の南部をやっと維持するほどまでに衰退の道をたどります。

1612年の岡本大八事件を経て、島原城が築城されたため原城は廃城に。その後、島原・天草一揆の舞台となります。城は壊されて一揆に関わった多くの人々が埋められるという悲しい史実を残しました。発掘調査で見つかった人骨の傍らには、鉄砲玉から鋳造した十字架が見つかり、当時の人々の信仰の厚さを物語っています。

現在は、信仰に殉じた人々を見守るように天草四郎像が立ち、石垣に埋もれていたという天草四郎の墓石も移してあり、訪れる人々の祈りが捧げられています。

戦いの歴史を深く刻んだ原城跡には、地学的なエピソードも。約9万年前、阿蘇山の大噴火による火砕流が原城跡の台地を形成しており、雲仙火山とは異なった白い軽石の成分である流紋岩の地層がむきだしになっているのが見られます。

廃城ながらも石垣が残る原城跡

【利用料金】
見学無料

【住所】
長崎県南島原市南有馬町乙

【交通アクセス】
・島鉄バス:原城前バス停より徒歩15分。
・国道251号線沿い、南有馬町にはいると案内あり

【駐車場】
原城跡は、史跡の保存・管理上史跡の範囲内には駐車できません。
史跡範囲外の駐車場をご利用ください。

・普通乗用車(自動二輪含む):原城温泉真砂建物奥「大手口駐車場」
・中型・大型バス:原城跡駐車場(原城跡入口付近)/浦田漁港大型車両臨時待機所
※中型・大型バスの乗客の方は、原城温泉真砂で下車後、無料シャトルバス利用。
<無料シャトルバス>
・原城温泉真砂(大手口駐車場)~本丸跡
運行時間帯 9時30分~16時30分(原則30分単位 29人乗り)
※大手口駐車場~本丸跡:徒歩片道約10分
<レンタサイクル>
・無料電動アシスト付き自転車
原城温泉真砂・有馬キリシタン遺産記念館にて受付(利用申請手続き)

【電話番号(問い合わせ)】
0957-73-6706(南島原市役所企画振興部 世界遺産推進室)

【備考】
⇒公式ページはこちら

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【投稿日】2019年03月06日(水)【投稿者】たびらい編集部

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