
壱岐のへそである国分に鎮座する國片主神社(くにかたぬしじんじゃ)は、嵯峨天皇811年の創建とされる歴史ある神社で、式内社にも指定。主祭神は少彦命(すくなひこのみこと)で、菅原道真も祭っており、「国分天満宮」の名でも知られています。学力向上や豊作祈願、厄除け、健康長寿などに御利益があるとされ、境内に多彩な願掛けがあることでも有名です。

1つ目が、3つのミニ鳥居が並ぶ「願掛け鳥居」で、それぞれに鳥居に厄除けや合格祈願、商売繁盛などの御利益があり、例祭の日にくぐって祈願する習慣があるそう。2つ目が、「撫で小僧」で、自分の体の具合が悪い部位と石像の同じ部位を交互になでることで良くなるといわれています。

3つ目が、「招福猫」で、女性はお願い事を唱えながら左に、男性はお願い事を唱えながら右に回すと御利益があるとされています。4つ目が、撫でる場所によって御利益が異なる「撫で大黒」。ユニークな願掛けの中から、自分の願い事に合わせて選ぶ楽しみがあります。