
九重の宝泉寺温泉にほど近い壁湯温泉の共同湯は、温泉ファンには有名な福元屋旅館の奥にある川沿いの半露天風呂です。壁湯温泉は300年以上昔に鹿が傷を癒しているところを猟師が見つけたと言い伝えられている歴史のある温泉です。

福元屋旅館の奥から川に向かっていくと現れる共同湯。入口には男女共同の脱衣所があり、その下に半露天風呂があります。脱衣場に賽銭箱があるので入浴前に料金を入れましょう。浴槽は2つに分かれていて、「体の洗い場」と書かれている小さな浴槽と「上り湯」があります。「上り湯」の湯船の端には石がいくつもあり、この石の隙間から湯が自噴する足元湧出なので、新鮮な湯をかけ流しで味わえます。38度程度のぬる湯なので、長湯も楽しめますよ。

「壁湯温泉 共同湯」は地元の方が株主に向けて管理運営していますが、株主以外の地元の方も入れるようにと解放されている共同湯です。よその風呂に入らせていただくという気持ちで、地元の方に感謝し節度を持って利用していきたいですね。