
五島市福江島の西端、大瀬崎の断崖に建つ白亜の「大瀬崎灯台」は日本の灯台50選のひとつにもなっている五島屈指の観光スポットです。
大瀬崎灯台の歴史は古く、明治12年(1879)12月15日に初点灯。英国人R・プラトンの設計と言われています。現在の灯台は昭和46年(1971)に改築されたもので、光力は3700カンデラ、光達距離は約22キロにもおよぶ日本屈指の灯台。初代灯台の一部は東京・お台場の船の科学館に展示されています。

映画「悪人」のロケ地としても有名で、海岸線に入りくむ断崖と激しく打ち付ける波、そこにそびえ立つ灯台、地の果て感に圧倒されます。灯台のすぐそばまで行くまでは、駐車場から約20分(下り道)、復路約40分(登り道)かかります。遊歩道は整備されていますが、起伏があるため歩きやすい靴が必須。展望台からも眺めることはできますが、断崖にたどり着いた先には見晴らしの良い景色が広がっています。
大瀬崎灯台は九州本土で最後に夕陽が沈むスポット。東シナ海の大海原に夕陽が沈んでいく光景は、言葉で表せないほど壮大で息をのんでしまいます。