
大分自動車道天瀬高塚インターチェンジを降りてすぐの場所にある「高塚愛宕地蔵尊」。地元の方からは「高塚さん」の愛称で親しまれています。地蔵菩薩を本尊としながら、鳥居があったり、拝殿で参拝する際は鐘とともに鈴が下がっていたり、境内には天照大神の摂社があるなど、神仏混淆の形式を残している珍しい地蔵尊です。

当初は、乳の出をよくする地蔵として知られていましたが、次第に、学業成就や商売繁盛などさまざまな諸願成就にご利益があると評判になり、今では全国から多くの参拝客が訪れています。境内に入るとすぐに見えるのが樹齢1300年のイチョウの大木。「乳イチョウ」とも呼ばれ、子宝を恵む、母乳をさずける、子どもの健やかな成長をかなえてくれる霊樹と言われています。
願いが成就するように、また成就したお礼に願い紙に記入して奉納する「願い紙」もあります。地蔵尊拝殿横に「願い紙」を貼る場所があり、そこにはびっしりと貼られています。叶えたい願いがある方は、成就祈願に行ってみてはいかがでしょうか。