豊後森機関庫|ノスタルジックな鉄道をライトアップ 12月22日~/玖珠
【投稿日】2017年12月04日(月)| 大分発

九重夢大吊橋から車で30分。玖珠町にある九州唯一の扇形機関庫「豊後森(ぶんごもり)機関庫」が期間限定でライトアップされます。平成29年(2017)12月22日(金)~平成30年(2018)1月9日(火)の19時~21時。

豊後森機関庫は、国登録有形文化財であり近代化産業遺産にも認定されています。久大線が全線開通した昭和9年(1934)に完成。当初10両機関車庫と機関車庫西端部に技工長室・道具置場がつくられ、その後2両分の機関車庫が増築。石炭や水等の補給基地として、また急峻な水分峠越えを行うための機関車の交換等が行われ、九大線の中継ポイントとして重要な役割を果たしました。
昭和45年に久大線無煙化により蒸気機関車が姿を消すと、翌年の昭和46年に豊後森機関区は廃止に。現在は線路が外され、扇型機関庫と転車台がそのまま残り、豊後森機関庫公園として観光スポットとなっています。
機関庫の前に展示されている蒸気機関車29612号は、「キューロク」という愛称で親しまれる、大正8年(1919)製造の蒸気機関車。平成27年(2015)福岡県志免(しめ)町から玖珠町に譲渡されました。
今回は、クリスマス・年末年始に合わせ特別ライトアップイベントとして実施。ノスタルジックな雰囲気を楽しめるフォトジェニックなスポットで、幽玄の世界も堪能してください。
【投稿日】2017年12月04日(月)【投稿者】たびらい編集部