
金鱗湖からほど近く、静かな木々に囲まれた建物で、緑茶の最高級品「玉露」を味わえる日本茶喫茶です。
看板メニューの「すすり茶セット」は茶碗に直接茶葉を淹れ、蓋の隙間からすすって飲む「すすり茶」という飲み方が楽しめます。
元々は中国で14世紀後半、鎌倉時代に流行した「蓋碗杯の作法」が日本に伝わり「すすり茶」になったとされています。1杯目、2杯目、3杯目とそれぞれ注ぐ湯の温度、蒸らす時間を変え、ゆっくりとお茶に向き合うひと時は今では珍しくなってしまった体験です。
また、茶菓子として店舗では琥珀餅や九州の郷土菓子「あくまき」なども用意されています。「あくまき」はもち米を灰汁に浸し、竹の皮に包んで炊き上げたもので、独特の風味ともちもちした食感が特徴で持ち帰り用に販売も行っています。