近世日本を代表する儒学者・廣瀬淡窓(ひろせたんそう)の生家

かつて江戸幕府の天領であり、九州の拠点として繁栄した日田。その天領としての面影が残る豆田町を代表する歴史スポットが「廣瀬資料館」です。
日本の三大私塾のひとつである「咸宜園」を開いた廣瀬淡窓。身分、年齢関係なくすべての人を平等に扱うという成宜園の教育法は日本全国に知れ渡り、多くの入門者が集まりました。後に明治に活躍する多くの有志を輩出することになります。
廣瀬資料館には淡窓の遺品や書類、当時の生活用品などが多数展示され、江戸時代後期の文化、生活を知ることができます。これら豆田町の教育遺産群は日本の文化・伝統を語る歴史的魅力にあふれる文化財として、日本遺産に認定されています。