生まれ変わり、いくつもの店が集まる話題の場所

明治や大正期の旧家のほか、銀行などの建物が立ち並ぶ佐賀市柳町(やなぎまち)。「旧久富家」は、佐賀市の古民家再生プロジェクトで生まれ変わり、話題を集めているスポット。県内のアーティストが集まり、店を営んでいます。
元は履物問屋「履物問屋久富商店」として、大正10年(1921)から昭和55年(1980)ごろまで柳町で営業。国内だけではなく、朝鮮半島にまで商いを広げる県下有数の履物問屋でした。建物内には歴史を感じさせる当時の看板などが残り、「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定されています。
趣のある外観や内観を残しつつ改装された二階建ての建物内には、カフェやフォトスタジオなどが入ります。“もの作り”の体験がテーマのカフェもあるので、街並みを散策しながら訪れてほしいです。
1階には「ものづくりカフェ こねくり家」と「ハレノヒ柳町フォトスタジオ」が、また2階には「よそほひ処二葉」と「イラスト工房Megumi」、「フラワーアレンジメント工房 neema」、「アトリエ ブルームーン」、「くみひもや絆/ギャラリー」、「minade」、「ステンドグラス工房 グラスパレット」と、合計9店舗が営業しています。