
平戸市中心部を一望できる高台にあり、別名「亀岡城」と呼ばれ平戸の人々に昔から親しまれています。平戸瀬戸に突き出す形で建てられた城は三方を海に囲まれており、天守閣からは平戸大橋や平戸の教会なども見渡すことができます。
城主は、平戸藩主松浦(まつら)氏。平戸港周辺を基盤として勢カを拡張し、戦国大名となったことで平戸は発展したが、関ヶ原の戦い後に徳川家康から、豊臣秀吉と親交が深かった松浦家に疑いの目が向けられ、松浦鎮信は領地と民を守るために平戸城を焼却。再築や廃城を辿り、平戸の町と共に800年の歴史を刻んできました。現在の城は、昭和37年(1962)に市によって復元されています。
また、春には桜の名所として多くの人でにぎわいます。開花した花の中に、さらにつぼみを付けて珍しい桜「平戸のニドザキザクラ」を、平戸城二の丸や隣接する亀岡公園内の亀岡神社社務所前で楽しむのがベストです。