
元禄1年(1688)に創業した佐世保市江迎にある「潜龍酒造」。例年、春と秋の2度、蔵を一般開放する「蔵開き」を開催します。
「春の陣」「秋の陣」どちらの期間中も、創業当時の建築で長崎県指定有形文化財に指定されている「もと蔵」や、平戸藩主の参勤交代で専用の宿泊所として使用された県指定史跡「本陣屋敷」を特別に開放。解説を聞きながら、建物を見て回ることができます。また、利き酒企画やそば打ちなど、例年趣向を凝らした多彩な催しも行われています。
春の陣ではこの時期しか口にできない、濾過・加熱前の搾りたて生原酒を販売。秋の陣では10月らしい菊酒の振る舞いもあり、にぎわいます。潜龍酒造の酒「関白宣言」と「精霊流し」のラベルは、歌手・作家のさだまさしさんの直筆。普段は中に入れない佐世保の文化財と地元のお酒を目当てに、足を運んでみてはいかがですか。