
島原半島の数ある棚田のなかでも、南有馬地区で約230枚の田が重なることで知られる「谷水棚田」。日本の棚田100選に認定される景観だけでなく、春は馬鈴薯・夏から秋にかけて水稲栽培が盛んに行われています。馬鈴薯の葉が茂る春、田植えで水田となる初夏、稲穂と彼岸花が咲く秋、雪景色の冬と四季折々の風景が楽しめると人気です。
この棚田からは、天草四郎と数万人のキリシタンや農民が立て籠もった「島原の乱」の舞台となった国指定史跡「原城跡」や、有明海の天草諸島を見渡すことができます。
島原半島は、棚田に利用できる石、石垣を作る技術、豊富な水に恵まれており、島原ならではの石積みの棚田や棚畑を見学することができます。