
港町のイメージが色濃い佐世保にあって、思いがけない渓谷美を楽しめる景勝地が、ここ潜竜ヶ滝公園。
駐車場から山道と石段を10分ほど上って行くと、目の前に「潜竜ヶ滝」が姿をあらわす。落差約20メートル、滝壺の深さ約6メートルと大きな滝で、男滝・女滝の二筋に分かれて轟音とともに流れ落ちる様子は迫力満点だ。かつての平戸藩主・観中公が文政12年(1829)に命名、周辺を神域と定めて鳥居や石垣などを整備したとされ、「平戸八景」の一つに数えられている。
駐車場近くの公園は整備されていて、四季折々の自然が楽しめる穴場。涼感がたっぷりと味わえるので、特に夏場がオススメのスポットだ。無料の休憩所や展望デッキも用意されているので、気軽に足を運ぶことができる。