
平戸港にあった日本初の西洋の石造建造物「1639年築造倉庫」を、平成23年(2011)に忠実に復元した「国指定史跡 平戸和蘭商館跡復元建造物 平戸オランダ商館」。
「平戸オランダ商館」が復元された崎方町周辺は、慶長14年(1609)和蘭船が入港し長崎出島に移転するまでの約33年間、日本唯一のオランダ貿易港として賑わいました。当時、膨大な交易品を保管する倉庫として商館が建築されたが、貿易が長崎の出島に移転するにあたり、幕府の命令により取り壊された歴史があります。
現在の平戸オランダ商館には商館時代にまつわる品々、国内外から収集した当時の様子を伝える資料などが展示され、日蘭の交流や歴史に触れる講座やイベントも定期的に開かれています。