木々に囲まれひっそりと流れ落ちる滝

中津市三光のシンボルである八面山の登山道「修験の滝探訪コース」を進むと、岩を打つ滝が姿を現す。
八面山は古来信仰の霊山とされており、修験道場として栄えていたことから「修験の滝」と呼ばれ、雨で水量が増すと勢いよく荒々しい面も見せる。かつて山伏が強靭な精神力を養うため、みそぎを行い、凍り付く極寒でも滝に打たれ、滝つぼの氷結の上に坐したりと厳しい修行を積んだと言われている。
コース内の山頂小池から流れるせせらぎは原生林の風情があり、コースを抜けると神功皇后(開運の神)が祭られている箭山神社や、周防灘を一望できる「天空の道」展望所などがある。