平和を祈り、受け継がれる公園

昭和45年(1970)太平洋戦争末期に造られた「八面山平和公園」。昭和20年、米軍B29数機が八面山の上空に差し掛かった時、山の背後から現れた1基の日本軍戦闘機が体当たりして墜落。その日米戦没者の慰霊と、世界平和を祈念して昭和45年(1970)に「八面山平和公園」は造られた。
園内には、平成5年(1993)に福岡県星野村から分火された恒久平和の火(広島原爆の火)を灯し続ける「恒久平和の塔」や、白人、黒人、東洋人の少年少女が手を繋いで世界平和を願う等身大のブロンズ像(少年平和像)、実物のF86ジェット戦闘機があり、毎年5月3日には日米戦没者慰霊の集いが行われている。公園内の桜やつつじで、四季折々の自然を楽しむ事もできる。
また、平和公園の向かいの「八面山平和公園記念館」には公園創設当時からの資料、B29や日本機の破片、戦没者の遺書や写真などが展示されている。