
大分県中津市山国町を流れる山国川の上流、奥耶馬渓「猿飛千壺峡(さるとびせんつぼきょう)」にある甌穴群(おうけつぐん)。長い年月をかけ自然の激しい渓流が造りあげた大小無数の甌穴が、2キロに渡り河床に広がる国指定天然記念物です。「猿飛」という名前は、この一帯を山猿が岩から岩へと飛び回っていたことから名付けられました。
春の新緑や秋の紅葉と白い岩肌の対比が美しく、四季折々の自然を満喫できます。猿飛千壺峡の周囲には遊歩道があり、周辺が散策できます。600メートルほど下流へ下った所には「魔林峡(まばやしきょう)」や「念仏橋(ねんぶつばし)」もあり、魔林峡にかけての造形は神秘的で山国の「高千穂狭」とも呼ばれています。紅葉の時期には近くで「かかしワールド」も開催され、ここでもかかしが出迎えてくれます。
紅葉は例年11月中旬から11月下旬。