1. 藩境石/虹の松原

藩境石/虹の松原

【投稿日】2016年08月23日(火)| 佐賀発

唐津領と天領の境界に立つ藩境石を眺めつつ、往時に思いをはせる

虹の松原一揆はこの「藩境石」の場所を舞台に繰り広げられたとい

唐津初代藩主・寺沢広高(てらざわひろたか)の時代には、二里に延びる虹の松原を藩内に収めていたが、後の藩主にの時代に東半分が幕府に返上され、幕府領(天領)となった。その天領と藩領の境界に立つのが、この藩境石だ。虹の松原一揆では、ここを中心にして2万5000人が結集したといわれる。

天領内での騒動が幕府に知られれば、藩主の統治能力を問われて改易にもなりかねない。一揆の統率者・冨田才治(とみたさいじ)は、そんな藩主の弱みを知り尽くしたうえで、ここを決起の場所に選んだのだった。当時、領内の農民は約5万人といわれ、2人に1人がこの周辺に結集したことになる。

騒然とした情景が思い浮かべられるかもしれないが、村ごとに旗を立てて縄を張り、スパイなどの見知らぬものが紛れ込む隙をつくらぬよう、実は緻密なルールで統制が取られていたという。

【住所】
虹の松原
佐賀県唐津市東唐津

【電話番号(問い合わせ)】
0955-72-9127(唐津市観光課)

⇒達人コラム「虹の松原 伝説のダイバーも愛した名勝へ」

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【投稿日】2016年08月23日(火)【投稿者】たびらい編集部

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