1. 北海道カントリーサイン/弟子屈町

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【カントリーサイン】あなたの好きな北海道の“あのまち”をピックアップ。いくつ解けるかな?

北海道カントリーサイン/弟子屈町

【投稿日】2016年08月20日(土)| 北海道発

【正解】弟子屈町
面積/ 774.53 平方キロメートル
人口/約 7600人

釧路総合振興局の北部にあり、釧路市から北約 80キロメートルに位置。

弟子屈(てしかが)の「テシカ」とはアイヌ語で岩盤(梁/やな)の上という意味をもつ。この地はかつて釧路川の魚のたまり場のようなところであったため、アイヌの人たちは魚を獲る網をかけようとしたが岩盤が多く、杭を打ちこむことができなかったという。たくさんいる魚をとる仕掛けもできない岩盤の上だと嘆いたのが町名の語源。

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弟子屈に鎮座する美しき湖「屈斜路湖」

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弟子屈町には、屈斜路湖、摩周湖などの景勝地が多い。この屈斜路湖周辺で今、話題を呼んでいるのが「雲海」だ。雲海とは放射冷却により霧や層雲状に発生した雲が海のように広がる様子のこと。雲の中に浮かぶ山々はまるで島のよう。


▲屈斜路湖に広がる大雲海

湖を含めたパノラマ風景、また雲海を眺めるのに適した場所として「津別峠」「美幌峠」「藻琴峠」といった展望台がある。このなかの「藻琴峠」が弟子屈町の展望台。6月~10月の早朝、日の出の瞬間が雲海観光のシーズンと時間帯だ。道内でも発生率の高い場所なので、もし雲海鑑賞を楽しむなら、摩周温泉・川湯温泉に1泊し、ツーリズムてしかがが催行する「雲海ツアー」に参加するのがおすすめ。

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大自然の魅力を表現した、アイヌ民族の技が生きる木彫工芸品や神秘の湖「摩周湖」を象徴するような青磁、摩周湖近辺の火山灰が粘土状となったものを使用した陶器などの特産品がある。原水に摩周湖の伏流水を使用した「くまざさ焼酎」は町の酒店やホテルなどでも購入可能だ。また、摩周産の「ネットメロン」は糖度の高いメロンであり、青肉・赤肉の 2種類あり、甘い香りが特徴。

弟子屈町でちょっと休憩

▲世界各国の雑貨とスープカレーを楽しめる「辻谷商店・つじや食堂」


▲ 古代神殿風の個性的な外観。「屈斜路コタンアイヌ民族資料館」

道内2番目の大きさを持つ淡水湖・屈斜路湖には、冬季に多くの白鳥が飛来する。 ロシア・シベリア地方から飛来するオオハクチョウの数は約300羽。周縁に温泉が湧き、凍らない箇所のある屈斜路湖は、彼らの絶好の休息の場となっている。


▲屈斜路湖で休む白鳥たち


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【投稿日】2016年08月20日(土)【投稿者】たびらい編集部

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