屈斜路コタンアイヌ民族資料館/屈斜路湖
【投稿日】2024年04月30日(火)| 北海道発
丸木舟のチェプなどが再現されアイヌの歴史を学ぶ

日本で2番目に大きいカルデラ湖の屈斜路湖の南岸に屈斜路コタンアイヌ民族資料館がある。ここは弟子屈付近に居住していたアイヌ民族の資料の収集や研究を目的としてつくられた施設だ。
釧路市出身の建築家毛綱毅曠氏の設計で建てられた古代神殿風の個性的な外観の建物。入口には宇宙の時間を象徴する聖数7を意味する7本の列柱が並んでいて、本館の円形ドームは天円地方宇宙の建築構造。内部にある31本の柱は山と森を象徴している。資料館の前にはアイヌチセッと呼ばれるコタンの長老が住んでいた伝統家屋が再建され、無料で見学することができる。そこでは土産物などが展示販売されている。
この資料館ではアイヌ民族の生活や歴史に関連した450点もの収蔵品がユーカラの森、コタンの大地、コタンの移り変わり、山野を駆ける、コタンを支える人々の5つのテーマに分けて展示されている。また、ヌササンという神々を祭った祭壇や丸木舟のチェプ、狩猟で捕らえた小熊を養育する際に使用した檻のエペレセッなども展示されている。
【住所】北海道川上郡弟子屈町屈斜路市街1条通14番地
【交通】JR:釧網本線摩周駅から車で約20分
【駐車場】あり(無料)
【開館期間】4月10日~11月30日
【開館時間】9時~17時
【定休日】期間中無休
【料金】入館料 高校生以上420円、小・中学生280円
【問い合わせ】015-484-2128 /屈斜路コタンアイヌ民族資料館
【投稿日】2024年04月30日(火)【投稿者】たびらい編集部