
嬉野温泉の地元ならではのグルメといえば、この「温泉湯どうふ」。白濁したスープは一見すると豆乳のように見えますが、温泉水で豆腐をことこと煮込むだけでこのような状態に。嬉野の温泉成分の絶妙なバランスが豆腐のタンパク質を分解し、とろりととろけさせるため、煮汁が豆乳色に変わるのだそう。
「湯どうふというシンプルな料理ですが、お店によって食べ方やたれに工夫があるので、味はさまざまですよ」と達人・野辺田さん。また、さらに嬉野らしいものを味わってもらおうとの想いから、原料に嬉野産大豆「フクユタカ」を100%使用し、町内で製造された木綿豆腐を使用する店も増えてきています。
嬉野温泉の温泉湯どうふは、各旅館はもちろん、「食事処 志津」や「食事処 宗庵よこ長」といった嬉野町内の飲食店でも提供されている。飲めば胃腸や肝臓等に効果があるといわれている温泉水を利用しているので、スープも一滴残さず最後まで味わえます。嬉野温泉に来たなら、ぜひ味わってほしい地元グルメです。