思い切って競りに挑戦

その日に水揚げされた旬の魚介類がところ狭しと並ぶなか、「間越(はざこ)来だんせへ市」では活魚の競りに一般の人が参加できる。目の前でぴちぴちと跳ねている魚を、ライバルに負けないように競り落とすスリルは、日常ではなかなか味わえない。もちろん価格も、かなり安く手に入る。
活魚のほかにも、干物やすり身などが買えるほか、食事コーナーもあり、郷土料理や海の幸を新鮮なまま味わうこともできる。ちなみに、“来だんせへ”という言葉には、地元の人たちのもてなしの心が詰まっている。おじちゃんおばちゃんに声を掛けると、旬の魚やおすすめの食べ方を教えてくれることも。そんな交流もまた、この朝市の醍醐味だ。