1. 鯨組主中尾家屋敷(佐賀県指定重要文化財)/呼子

鯨組主中尾家屋敷(佐賀県指定重要文化財)/呼子

【投稿日】2015年03月17日(火)| 佐賀発

江戸時代に巨万の富を築いた鯨主の屋敷

捕鯨で栄えた港町呼子の繁栄を今に伝える歴史的建造物

江戸時代に鯨組主として巨万の富を築いた中尾家の屋敷として建てられた建物。中尾家は、初代から8代の170年間にわたり、唐津藩呼子に本拠をおき、小川島を中心に捕鯨業を一手に引き受けていた家。当時は、「中尾様にはおよびもないが、せめてなりたや殿様に」とうたわれるほど、唐津藩の財政に大きな影響力を与えたと言われている。捕鯨の衰退とともに、建物の存在も忘れ去られつつあったが、大学の調査により鯨組主の屋敷として、これほどの規模の遺構は全国的に例がないと分かり保存整備が決定。平成20年(2008)に復原工事が始まり、平成23年(2011)から一般公開されている。
豪壮な造りの主屋は、吹き抜けの広い通り土間や時代を感じさせる梁、質素ながらも格式と風格をそなえた座敷などがあり、建物の歴史が感じられる。勘定場跡の建物は、展示コーナーになっていて、呼子と捕鯨の歴史などが貴重な資料とともに紹介されている。

【入館料】
大人(15歳以上)200円
子ども(4歳以上から15歳未満)100円

【住所】
唐津市呼子町呼子3750-3

【問い合わせ】
電話 0955-82-0309

【交通】
呼子町観光案内所付近から徒歩約3分

【営業時間】
9時~17時(入館は16時30分まで)

【定休日】
水曜、12月29日~1月3日


⇒達人コラム「呼子で朝市やイカの活きづくりを楽しむ」

【投稿日】2015年03月17日(火)【投稿者】たびらい編集部

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