ほどよい甘さで緑茶との相性もばっちり

嬉野茶を使ったお菓子は色々あるけれど、創業90年の老舗菓子店「橋爪菓子舗」で見つけたのは、「塩味まんじゅう」と「糸切り羊羹」。嬉野抹茶が入った、薄塩味の落雁生地にあんをつめた塩味まんじゅうは、茶席用の菓子としても人気。ほどよい甘さの糸切り羊羹は、嬉野抹茶と嬉野紅茶の2種類で、一口食べるたびに緑茶や紅茶の香りが広がっていく。
面白いのは、筒の中の羊羹を押し出したら、付属の糸で切りながら食べること。遊び心があるうえに、羊羹が美味しいので、ちょっとのつもりでもついつい食べ過ぎてしまう。緑茶は創業時からの商品で、紅茶は数年前に仲間入り。パッケージのデザインを一新したことで、若い世代のファンも増えてきた。