かつて人が暮らしていたことを感じさせる住居跡

ドルフィン桟橋から上陸すると、目の前に第一見学所が広がります。炭鉱時代は“緑なき島”という異名もあった軍艦島ですが、人がいなくなった現在は、ジャングルのように緑が茂っています。
上方を見上げると、海抜48メートルの岩山が観光客を圧倒します。その上に、かつてにぎやかだった住居跡があります。高層アパートだがエレベーターはありません。建物を各階でつなぐ空中廊下や、“地獄段”と呼ばれる階段などでアパートはつながっていました。これも狭い空間で生活するための工夫でした。