別府のあちこちで売られている、温泉の熱を利用したプリン

別府八湯のひとつ、明礬温泉にある、明治8年(1875)創業の温泉旅館「岡本屋」。岡本屋売店の茶屋では、名物の「地獄蒸しプリン」を味わえます。昭和63年(1988)から変わらぬ地獄蒸し製法で、職人がひとつずつ手作りしています。しっかりと固めのプリンは、卵の味が濃く、舌触りはつるんとなめらか。苦みの効いたカラメルと濃厚な味わいがくせになる、隠れたロングセラー商品です。
美味しさのひみつは、新鮮な鶏卵と牛乳、生クリームを贅沢に使い、防腐剤を使用していないことです。噴気には防腐効果も高い天然の硫黄成分が含まれているためです。高温の噴気で蒸すため、カスタードのまろやかさが一層際立っているのも特徴。温泉の恵みを上手に生かしたおすすめのの一品です。